三上(置環)、4年ぶり頂点 県総合スキー・大回転成年男子A

2021/1/25 13:28

 第76回国民体育大会冬季大会県予選会を兼ねた県総合スキー大会は24日、上山市の蔵王ライザスキー場青い鳥コースでアルペンの男女大回転を行った。

 成年男子Aは三上大我(置環)が57秒84で4年ぶりに優勝。同Bは清野嵩悠(同)が58秒86で、同Cは叶靖長(神町自衛隊)が59秒97でそれぞれ頂点に立った。少年男子は鏡颯太(山形中央高)が59秒21で制した。

 成年女子Aは五十嵐紫乃(慶大・山形中央高出)が59秒99で初優勝し、少年女子は松田弥咲妃(日大山形高)が1分0秒19で栄冠をつかんだ。

〈アルペン大回転成年男子A〉4年ぶりの頂点に立った三上大我(置環)=上山市・蔵王ライザスキー場青い鳥コース

【スポット】「雪とけんかしない」唯一の57秒台

 4年ぶりに頂点へと返り咲いた。アルペン大回転の成年男子Aは社会人1年目の三上大我(置環)が制した。唯一の57秒台をマークし、優勝候補と目された一人として高い実力を示した。「一番気持ちを入れて臨んだレース。リラックスし、好内容にまとめられた」と語り、会心の出来に充実感をのぞかせた。

 「雪とけんかしない滑りを心掛けた」。硬いバーンの中に小さな雪の塊が入り交じる状況を見極め、冷静に展開を思い描いた。強気に攻めながらも大崩れしない、絶妙なライン取りを実践。ゲレンデ状況に苦しむ実力者もいた中で安定感が際立った。

 今月中旬まで県外で練習に取り組んでいたため、同会場で直前に行われた県選手権では、雪質などの違いから十分に滑走感覚をつかめなかった。それでも、「予選に向けてかえっていい練習になった」と気持ちを切り替えた。イメージした「優しいターン」(三上)でスムーズに滑り抜け、急斜面から緩斜面へ移る際も速度を落とさない高い技量が光った。

 県王者の視線は、既に全国へと向いている。「国体では最低でも1桁の順位に入りたい」と抱負を語り、「コロナ禍でも献身的に支えてくれる多くの人たちに恩返ししたい。必ず大舞台で活躍し、山形に元気を届ける」と意気込んだ。

〈アルペン大回転成年女子A〉五十嵐紫乃(慶大・山形中央高出)が初制覇を果たした

結実、五十嵐(山形中央高出)初V―大回転成年女子A

 ○…成年女子Aの五十嵐紫乃(慶大・山形中央高出)は同世代のライバルを退けて初制覇。長期合宿でダイナミックな滑りを磨き直し、「気負わず、練習でやってきたことを出そうと集中できた」と喜びをかみしめた。

 今季は序盤のレース参戦を見送り、長野県内で合宿に臨んだ。「(雪面からの)反発力」をテーマに掲げ、ターンの際に外側の脚に体重を乗せ、その後の加速につなげようと鍛練を積んだ。前日の県選手権では転倒したが、「試そうとした結果」と前向きな姿勢のまま。この日は同じコースで雪辱を果たし、「練習の成果を出せたことが一番の収穫」と表情は明るかった。

 県スポーツタレント発掘事業「YAMAGATAドリームキッズ」の1期生。身体能力の高さは折り紙付きだが、大学入学後は理論的に考えることが増え、「ようやくスキーらしい滑りになった」とはにかむ。成年として初めて臨んだ昨年の本大会は25位。「攻めていきたい」と躍進を誓った。

【選手ひと言】苦手コース、しっかり通過

 アルペン大回転成年男子Bで優勝した清野嵩悠(置環)の話 苦手な緩斜面が続くコースだったが、予選ということもあり、しっかり通過することを心掛けた。国体会場は急斜面が多く、自分にとってはやりやすい場所。現役選手として、最低限入賞は果たしたい。しっかり結果を出し、本県の成績に貢献できるよう頑張る。

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