「自分で考える」伝統胸に 山形中央女子、全国高校スケートV5

2021/1/25 12:24
5年連続で女子総合優勝を果たし、笑顔で記念写真に納まる山形中央の選手。左から高橋美生、古川幸希、高橋侑花、真野美咲=長野市・エムウエーブ

 長野市のエムウエーブで24日まで繰り広げられたスピードスケートの全国高校選手権で、山形中央の女子陣が躍動した。団体追い抜きで5連覇を成し遂げるなど大会4日間で優勝2を含む入賞8を獲得。5年連続の総合優勝を果たした選手たちを支えたのは「自分で考える」という同校の伝統だった。

 同校を長年指導した椿央元監督は技術や生活面に加え「自分で考える」ことを生徒に意識させる指導を重視してきた。例えば各選手は日々の課題や心情、疲労度などを交換ノートで知らせ、その一つ一つに対して言葉を返していた。またレースを終えた各選手は問題点や心境を自分の言葉で伝える。全ては「自分で考える」ための約束であり、課題解決を実践する礎となっている。

 椿さんの下で一緒に選手を見てきた小野俊監督も指導法を受け継ぎ、選手の状況を把握しながら適切なアドバイスを送ることを心掛けているという。

 選手たちは練習の質量ともに「中学時代と比べものにならない」と面食らうようだが、懸命に食らいつくことで「自分の力が上がっている」と手応えを口にする。全国レベルの仲間がそろう刺激ある環境に身を置き、「技術だけでなく、考える力など学ぶことは多かった」と古川幸希。高橋侑花も「与えられたことをただこなすのではなく、自分で考えることが成長を後押したと実感している」と振り返る。

 ともに大学で競技を続ける予定の3年生は「これまでの経験は今後の競技人生の糧になる」。山形で学んだ3年間は濃密だったようだ。

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