高橋侑(山形中央)準V、課題実感 全国高校スケート・女子1500

2021/1/24 13:43

 スピードスケートの全国高校選手権は23日、長野市のエムウエーブで男女の各種目を行い、県勢は女子1500メートルで高橋侑花(山形中央)が2分3秒02で準優勝し、1年生の高橋美生(同)が2分4秒01で6位に入った。男子1500メートルの福田響(同)は1分53秒85で7位となった。

 最終日の24日は男女の2000メートルリレーと団体追い抜きが行われる。

〈女子1500メートル〉準優勝した高橋侑花(山形中央)=長野市・エムウエーブ

【スポット】コーナーワーク「まだまだ」

 理想の滑りを追求するからこそ、結果よりもレース内容がもどかしかったようだ。女子1500メートルで高橋侑花(山形中央)は準優勝。前日の1000メートルに続く栄冠を勝ち取ることができず「負けるのは悔しい」としつつも、「何よりも自分の滑りを表現できなかったことが残念だった」。辛口の自己評価はさらなる高みを見据える姿勢の表れだ。

 世界で戦うことを意識して徹底して磨いてきたのがコーナーワーク。特にアウトコースは「本当に下手」といい、加速した状態で直線に入れるよう、フォームや体重移動を意識し、感覚を研ぎ澄ませてきた。それでも現状は「まだまだものになっていない」。軟らかい氷で後半に疲労が増すリンク条件だったが、この日も「うまく回りきれなかった」と反省ばかりが口を突いた。

 今大会では完成形を示すことはできなかったが、先の全日本ジュニア選手権では「形になりつつあることを実感した」という。1500メートルを2分2秒48の自己ベストで滑り抜けており、「あの時の感覚がものにできれば、タイムはもっと伸びるはず」と前を向く。

 本人にとって不本意な内容だったとはいえ、今大会は金メダルと銀メダルに輝き、女子学校対抗で5連覇を狙うチームを勢いづけたことは確かだ。最終日は団体追い抜きの5年連続優勝と2000メートルリレーの連覇が懸かる。「みんなで力を合わせて(優勝を)狙っていく」。気持ちは既に切り替わっている。負けられない一戦に「名門」を支えてきた意地をぶつける覚悟だ。

〈女子1500メートル〉6位入賞した高橋美生(山形中央)

高橋美(山形中央)、悔しい6位―女子1500・プラン通りでも上位届かず

 ○…女子1500メートルで高橋美生(山形中央)は6位。前日の3000メートル(4位)に続く2種目入賞を果たしたが、「まだまだ力が足りないことを思い知らされた」。プラン通りの会心のレースにもかかわらず、狙っていた上位に届かず残念そうにつぶやいた。

 序盤は慌てずに落ち着いて入り、中盤以降はラップの落ち込みを抑えながら、ラスト1周を力まずに冷静に滑り抜ける―。思い描いた通りのレース展開で2分4秒01の自己ベストをマーク。「3000メートルよりも内容が良かった」(高橋美)だけに、結果が伴わなかったことには悔しそう。

 北海道の親元を離れて山形中央に進学し、「中学時代とは練習の量と質が上がった」。面食らうことは多かったというが、その分、「成果が滑りに現れている」と成長を実感する。全国舞台で躍動した1年生は気持ちの面でも強くなったようで、「周囲にのまれることなくレースに集中できた」。さらなる飛躍に向けて自信をつかんだ大会でもあったようだ。

〈男子1500メートル〉7位の福田響(山形中央)

福田(山形中央)、充実の7位―男子1500

 ○…最後のインターハイで殻を破った。男子の福田響(山形中央)は1500メートルで7位。前日の1000メートル(7位)と合わせて2種目入賞を果たし、「やっとここまで来られた」と充実感に浸った。

 この日は気合が入ったのか「普段よりも速いラップで入りすぎた」。後半は疲れが出てペースが落ちたが、「気力を振り絞った」というラスト1周は必死に脚を動かした。自己ベストを更新し、「上位に届かなかった悔しさはあるが、いいレースができた」と納得顔だ。

 「強かった先輩たちに甘えてきた」との反省が成長の原点だ。3年生になり「自分が引っ張っていかなければ」との思いを強くして練習に励み、全国舞台で求めていた結果をつかんだ。仲間と挑む最終日の団体追い抜きと2000メートルリレーに向け、「悔いのないレースがしたい」と完全燃焼を誓った。

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