天童市の県青年の家で23日、みそ作り教室が開かれ、参加者が地元産の秘伝豆を使った冬の手仕事を楽しんだ。
教室は地域の食文化を学びながら技術を習得してもらおうと、県青年の家が主催し3年目。同市や近郊から女性を中心に13人が参加した。同市の西沼田遺跡公園職員から仕込み方などの指導を受けた後、ゆでた秘伝豆を袋の上から麺棒や空き瓶でたたき、米こうじや塩とよく混ぜ合わせてみそ玉を作った。こうじの割合を多くすると甘くなることなども学んだ。
村山市大久保の会社員奥山由美子さん(43)は「豆をつぶすのは大変だけど楽しい。自宅でもやってみたい」と笑顔で話していた。参加者は1人1.5キロずつ作ってそれぞれ自宅で発酵させ、約10カ月後に味わえるという。
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