知事選、世論調査(下)

2021/1/21 10:49

 山形新聞社の知事選に関する世論調査で、実現してほしい子育て支援策について尋ねたところ、医療や授業の無料化政策が半数を超えた。政党支持率は全世代で自民がトップとなり、次期衆院選の小選挙区の投票先でも与党系候補が35.8%で野党系候補を上回った。(有効回答者数は1020人)

■必要な子育て政策―過半数「医療・授業無償に」

 【問い】子育て支援に関し、必要な政策は。

 大内理加候補は子どもが生まれた世帯に対する第3子以降100万円の定額給付、高校生の医療費の全額無料を公約に盛り込んだ。吉村美栄子候補は公約で、出産費用や保育料、高校授業料などの子育て費用の段階的無償化を掲げている。

 必要な政策は「高校生までの医療費無料化」が29.3%、「高校授業料の無償化」が25.9%と上位となった。次いで「義務教育での給食費無料化」17.5%、「2歳児以下の保育料の無償化」12.1%、「第3子以降の100万円給付」7.3%と続く。

 「高校生までの医療費無料化」と「高校授業料の無償化」は全年代で支持が高く、「保育料の無償化」と「100万円給付」は30代以下の若年層に一定の支持があった。「保育料の無償化」は60代以上の高年層の15.8%も選んでおり、“孫需要”の高さをのぞかせた。

■支持政党―自民44%、立民12%

 【問い】普段、どの政党を支持していますか。

 自民が44.5%で、立憲民主の12.9%を31.6ポイント上回った。公明3.6%、共産2.2%、国民民主1.8%と続き、「支持政党なし」と答えた無党派層は27.9%だった。選挙戦となった2009年の知事選と比べ、自民は12.9ポイント上昇し、無党派層は7ポイント低下した。

 年代別では全世代で自民がトップとなった。自民、立民とも70歳以上の支持率が最も高く、それぞれ46.5%、19.7%。無党派層は40代で38.6%を占め、50代35.4%、60代32.7%だった。

 職業別で見ると、自民支持が最も高かったのは学生の66.6%だった。正社員・正職員は自民45.3%、立民8.3%、自営・自由業は自民35.3%、立民23%となった。

■多選の是非―「考慮する」が57%

 【問い】投票で同じ人が当選を重ねる「多選」の是非を考慮しますか。

 「大いに考慮する」と「ある程度考慮する」の回答を合わせると57.8%。「あまり考慮しない」は29.4%、「全く考慮しない」は10.8%だった。大内理加候補支持の60.1%、吉村美栄子候補支持の59.9%が多選を考慮している人で、明確な差はなかった。

 男女別で見ると、女性の方が多選を考慮する傾向で、61.9%が「大いに」「ある程度」と回答している。年代別では40代が「あまりしない」「全くしない」の割合が高く60.7%。40代男性に限れば、67.6%が考慮しないと答えた。

 職業別は全てで「考慮する」が5割を超えたが、特に専業主婦(夫)は70%に達した。逆に「考慮しない」は正社員・正職員が比較的多く、50.7%を占めた。

■次期衆院選、投票先は―「与党系」35%占める

 【問い】次期衆院選の小選挙区で投票する候補を教えてください。

 今秋までに必ず行われる次期衆院選。与党系候補への投票を考えている人は35.8%で、野党系候補の18.8%の2倍近くだった。「その他の候補」は23%、投票先を決めていなかったり、無回答だったりした人は22.4%。

 自民支持層のうち66.4%が与党系候補を選択し、立憲民主の70.6%、国民民主の36.4%が野党系候補を選んだ。国民は半数以上がその他の候補に入れるか、まだ決めていない・無回答とした。無党派層は与党系候補7.8%、野党系候補14.1%、その他の候補33.4%となった。

 与党系候補を選んだ人で、大内候補を支持したのは41.6%、吉村候補は51.6%だった。野党系候補では大内候補の7.7%に対し、吉村候補は89.8%となった。

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