知事選、世論調査(上)

2021/1/20 10:59

 知事選は24日の投開票まであと4日に迫った。山形新聞社が県内有権者を対象に行った電話世論調査の結果、次の知事に最も期待する政策は新型コロナウイルス対策とした有権者が最も多く、その8割以上が県の対策を評価した。知事選に「関心がある」とした人は85.9%で、選挙戦となった2009年の知事選から1ポイントアップした。1020人から回答を得た調査結果を2回に分けて紹介する。

最も力を入れてほしい政策、課題―コロナ対策最多が34%、経済・雇用は25%

 【問い】次の知事に最も力を入れてほしい政策や課題は何ですか。

 全国的に新型コロナの感染拡大が続く中、「新型コロナ対策」が34.2%で最多となり、このうち86.8%が県の対策を評価した。年代別では30代を除きトップに挙げられた。

 次が「経済・産業振興・雇用」の25.4%で、「医療・福祉」15.8%、「教育・子育て」12.8%、「高速交通網の整備」4.1%と続いた。近年、県内では自然災害が相次ぎ、県土強靭(きょうじん)化の重要性が高まっているが「災害対策」は2.1%にとどまった。

 30代が最も重視する政策は「教育・子育て」(28.9%)で、新型コロナの対応強化を望みつつ、子育て環境の充実を求める若い世代の姿が見えた。職業別ではコロナ対策が各職種でトップに並ぶ中、唯一、正社員・正職員が「経済・産業振興・雇用」(33.2%)を最重要視した。

関心度―「ある」8割超

 【問い】知事選に関心がありますか。

 関心が「大いにある」「ある程度ある」と回答したのは計85.9%で、「全くない」「あまりない」は計13.9%だった。コロナ下の選挙で関心の高さが投票行動に結びつくのか注目される。

 「関心がある」とした有権者を年代別で見ると、60代が94.3%で最も高く、70歳以上92.5%、50代89.8%、40代81.1%、30代77.0%。一方、29歳以下は67.5%にとどまった。男女別で大きな差は見られず、男性84.8%、女性86.9%だった。職業別では農林水産業が95.7%で最も高い関心を示し、続いて専業主婦(夫)93.3%、その他や年金・無職88.7%だった。

 支持政党別では、自民の86.5%、立憲民主の91.9%、公明の65.1%、共産の94.1%、国民の100%が関心があると回答。無党派層では84.2%が関心を示した。

投票で重視する点―行動力と実績過半数

 【問い】投票する候補者を決める際に、最も重視する点は。

 全体では「行動力」が29.2%と最も多く、次いで「経験・実績」の28.3%が続く。以下は「公約・政策」(19.0%)、「人柄」(13.3%)の順。

 選挙が行われた2009年の知事選は「候補者の政策」(37.2%)や「候補者の人柄」(21.0%)が高かった。今回の知事選は新型コロナの感染が拡大する中で行われており、知事の行動力や経験・実績に対する期待の高さがうかがえる。

 男女別では女性の方が「行動力」「経験・実績」を重視する傾向が強く、ともに3割を超えた。男性は「公約・政策」が22.2%と比較的高かった。職業別で見ると、行動力重視の傾向が最も強いのは学生と自営・自由業でともに4割超え。「経験・実績」は専業主婦(夫)が33.2%と高く、「公約・政策」は学生(29.0%)と正社員・正職員(23.2%)の高さが目立った。

県のコロナ対策―「評価する」82%

 【問い】県の新型コロナ対策を評価しますか。

 「大いに評価する」「ある程度評価する」との回答は合わせて82.7%。「あまり評価しない」は14.1%、「全く評価しない」は1.6%だった。

 年代別に見ると、「大いに評価する」「ある程度評価する」との回答は全ての年代で7割に達し、40代以上の中高年層は8割を超えた。「あまり評価しない」は男性の若年層が比較的多く、29歳以下が27.5%、30代が28.6%だった。

 職業別でも大きな差異はなかった。「大いに評価する」は農林水産業(26.2%)、アルバイト・契約社員(23.9%)、専業主婦(23.3%)が高い傾向を示した。

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