19日の県内は強い冬型の気圧配置の影響で荒天となり、庄内は吹雪、内陸は大雪となった。12時間降雪量(最大値)は長井48センチ、西川町大井沢45センチでいずれも1月の最多を記録した。
山形地方気象台によると19日の主な地点の24時間降雪量(最大値)は大井沢61センチ、長井52センチ(1月最多)、最上町向町41センチ、小国37センチ、米沢35センチ、山形20センチ。同日午後5時の積雪量は大蔵村肘折261センチ、大井沢216センチ、尾花沢159センチ、小国156センチ、向町118センチ、新庄115センチ、米沢94センチ、長井85センチ、山形41センチ、酒田13センチで各地とも平年値より多い。最大瞬間風速は酒田市飛島34.2メートル、酒田26.8メートル、同市浜中26.2メートルを観測した。
酒田市内は19日未明から正午ごろまでにかけて、暴風雪に見舞われた。市内の幹線道路では通勤、通学時間帯には激しい地吹雪が発生した。時折、雷鳴も聞こえ、信号にも雪が吹き付ける中、車は前照灯をつけながら慎重に走っていた。
1月の12時間、24時間降雪量のいずれも過去最高に並ぶ数値を記録した長井市内は、幹線道路で除雪車がひっきりなしに動き回り、積もった雪を取り除いて道路脇に山のように積み上げていた。
二十四節気の一つで1年で最も寒い時期とされる「大寒」の20日の県内は、冬型の気圧配置が緩んで次第に高気圧に覆われるためおおむね曇りの見込み。
|
|