ワクチン接種、3月上旬めざす 県本部設置、医療従事者から順次

2021/1/20 07:31

 県は19日、新型コロナウイルスのワクチン接種に備え、調整業務を担う「県新型コロナワクチン接種総合本部」を設置した。実施主体となる各市町村をはじめ、医師会や医療機関など関係機関と連携して体制整備を急ぐ。国の方針にのっとり執行計画を2月中旬までに作成し、3月上旬の接種開始を目指す。

 県庁で新型コロナに関する危機対策本部会議を開いて設置し、本部長に吉村美栄子知事が就いた。実働組織となる実施本部も別に立ち上げ、執行計画作成やワクチンの流通調整に当たる。態勢強化のため県健康福祉部内にワクチン担当課を置く方針。

 接種は感染や重症化リスクの大きさを考慮して医療従事者などから行い、65歳以上の高齢者、高齢者以外で基礎疾患がある人、高齢者施設などの従事者と順次対象を広げる。県は3月上旬の段階で県内の医療機関六十数カ所で接種を開始したい考え。その後、ワクチンの供給量に合わせて規模を拡大していく。

 県によると、県内の医療従事者は約3万人、65歳以上の高齢者は約35万人。現在、医療従事者などを対象に接種者数の把握を進めている。

 ワクチン接種は予防接種法に基づき、都道府県の協力で市町村が実施する。県は接種施設となる医療機関の確保や対象者の特定、予定者数の把握などを進め、市町村は接種クーポン券の郵送などに当たる。

 当初の接種では米製薬大手ファイザー製のワクチンの使用を想定する。千人規模の接種に対応できる複数の医療機関を「基本型施設」に選定。超低温で保管できる冷凍庫を置き、そこを起点に他の施設にワクチンを配分する。ファイザーから一度に千回分がまとめて供給されるため、事前に対象者を取りまとめ、効率的に接種する態勢を取る。

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