県産酒セットで酒米消費を応援

2021/1/19 20:01
コロナ禍でも県産酒米の消費拡大を後押ししようと、県酒造組合は県産酒セットを送料無料で販売するキャンペーンを始める。概要を発表した仲野益美会長(中央)ら=山形市・県酒造会館

 県酒造組合(仲野益美会長)は20日、県産酒米100%使用の県産日本酒をセット販売する「選んで!呑(の)んで!山形の酒米応援キャンペーン」を始める。新型コロナウイルスの影響を受ける県産酒米の消費と需要の拡大を目的に銘柄を選べる720ミリリットル瓶3本、300ミリリットル瓶6本の2セットを2月28日までインターネットなどで予約販売し、3月15日から順次発送する。購入促進のため全国送料無料とし、特典グッズが付く。

 コロナ禍により飲食店から客足が遠のいて日本酒需要が低迷し、県内酒蔵も昨年4月に販売量が半減。今は持ち直しつつあるものの酒米需要が減ったため、今年は作付面積が平年比で2割近く落ち込む見込みだ。収量が減ると県産酒生産への影響が懸念されることから、同組合はキャンペーンを通じ消費拡大を図る。

 キャンペーンには、県内酒蔵52蔵のうち「雪女神」「出羽燦々(さんさん)」「出羽の里」など県産酒米100%の酒を造る40蔵が参加し、純米酒や吟醸酒、純米大吟醸酒など幅広い銘柄の厳選酒を出品した。酒の組み合わせは自由(重複不可)で、720ミリリットル瓶は1100~4400円の39銘柄から3本を選択。300ミリリットル瓶は462~1540円の31銘柄から6本を選ぶ。販売価格は3千円強から1万円強までさまざま。消費者は好きな銘柄の飲み比べを楽しむことができ、贈答用にもお薦めという。本数限定の酒もある。

 組合は農林水産省から2千万円の補助金を受け、会員制交流サイト(SNS)や各広告媒体を通じ全国に情報を発信する。計1万7千セットの販売を目指すという。

 受け付けや発送に県酒類卸協議会、県小売酒販組合連合会の協力を得た。購入時は組合公式サイトからアクセスできる特設サイトを使うか、酒販店に申込書を提出する。購入特典はGI特製グラス2個か、特製おちょこ2個、GI山形特製紙コースター10枚で、申込時に1セット当たりいずれか一つを選ぶ。

 仲野会長らが19日、山形市の県酒造会館で記者会見した。仲野会長は「酒米はいったん作付けをやめると元に戻すのが大変。『静』ではなく『動』で活路を見いだし、スピード感を持って対策に取り組む」と決意を示し、佐藤一良副会長は「山形の田んぼを守りたい」と話した。問い合わせは同組合023(641)4050。

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