全中冬季大会、初の中止 日本中学校体育連盟

2021/1/19 09:37

[PR]
 日本中学校体育連盟(中体連)は18日、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、今月末から2月にかけて行う予定だったスキー、スケート、アイスホッケーの冬季の全国中学校体育大会を中止すると発表した。中体連によると、冬季大会の中止は史上初めてという。

 スキーは長野県野沢温泉村(2月3~5日)、スケートは長野市(1月30日~2月2日)、アイスホッケーは青森県八戸市(2月5~7日)で行われる予定だった。

 11都府県で緊急事態宣言が発令される中、中体連は臨時理事会で中止を決定。理由として(1)全国で感染者が過去最大となっている地域が多数出ている(2)大会中や大会後のクラスターを懸念(3)受験期と重なることで感染防止の徹底が重要―などを挙げた。「全ての皆さまの命と安全を守るため苦渋の決断をすることとなった」としている。

 昨年は夏に東海地方で予定された全国中学校体育大会、12月の全国中学校駅伝(滋賀県)が新型コロナ感染拡大の影響で中止となった。

「仕方ない」が選手は落胆、涙―本県関係者

 中止が決まった冬季の全国中学校体育大会に、県勢はスキーとスケートで出場予定だった。本県関係者からは「感染防止のためにはやむを得ない」との声に加え、選手の活躍の場が失われたことに対する無念の思いが聞かれた。

 県中体連スキー専門部長の冨所謙一米沢二中校長は「練習を重ねてきた選手のことを考えれば本当に残念だが、同居する家族の安全などを考慮すれば(中止は)仕方ないと言うしかない」と声を落とす。生徒に向けては「これで選手生命が絶たれるわけではない。この悔しさを将来の成長に役立ててほしい」とエールを送った。

 「全国制覇が目標だった。この出来事は一生忘れられない」と語るのはスキーの距離種目に出場予定だった尾花沢中3年の遠藤佳人さん(15)。中止の一報に触れ、「頭が真っ白になった後、自然と涙がこぼれた」と振り返った。前回の全中大会で5位入賞を果たしただけに、落胆は大きい。それでも高校生として迎える次のステージに向け「仲間と戦える喜びをかみしめて頑張りたい」と懸命に前を向いた。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]