サッカーJ2・モンテディオ山形のキックオフイベントが17日、天童市の県総合運動公園総合体育館で開かれた。石丸清隆監督による2年目のシーズンで、過去最多となる14選手が加わった新チームが始動した。
チーム在籍14年目のDF山田拓巳選手が「頼もしい仲間と力を合わせ、必ず昨季以上にパワーアップした姿を見せる。3度目の昇格は優勝で決める」と、集まったサポーターと約束した。
新型コロナウイルスの対策で、来場者は例年の半数以下となる800人に制限し、有料のライブ配信では約1200人が視聴した。
J1昇格へサポーターと心一つ
イベントでは、新たな戦力となる選手たちが紹介され、悲願のJ1昇格に向けて、チームとサポーターが思いを一つにした。
冒頭、クラブ運営会社の相田健太郎社長が「目標は二つでJ1昇格と、最高益だった2019年の水準に近づけること。チャンスがあれば、それ以上を目指したい」とあいさつ。スローガンは昨季と同じ「前進」を継続し「今まで以上にスピード感を持って多くの方々を巻き込み、一丸となって前進したい」と語った。
新加入選手の記者会見にはGKビクトルら3選手を除く11人が出席。各自が新天地での意気込みや特長、プライベートでの一面などを語った。尚志高(郡山市)から最年少の18歳で加わるFW阿部要門(かなと)選手は、高校の先輩で山形に在籍したFW山岸祐也選手に触れて「少しでも試合に絡み、去年の山岸選手の得点数を上回りたい」とアピール。左利きの技巧派であるMF堀米勇輝選手は「魅力あるチームの一員になれて本当にうれしい。みんなで競争し、強いチームにしていきたい」と意気込んだ。
イベントでは新ユニホームも披露され、ファンからの質問に答えるトークショーもあった。石丸清隆監督は「選手は覚悟を持ってユニホームを着てくれる。全力で挑み、アグレッシブに戦うことを約束する」と抱負を語った。チームは静岡県内で1次キャンプに入る。
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