伸び盛り、姉妹でさらなる高みへ 競泳・長岡愛海さん、海涼さん(山形五中)

2021/1/17 12:11
背泳ぎを主体に活躍する長岡愛海さん

 姉妹で全国の頂点に―。通信大会となり、昨年12月に結果が出た競泳の第43回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季大会の女子100メートル背泳ぎ(13~14歳)で優勝した長岡愛海(あいみ)さん(15)=山形五中3年=と、同100メートルバタフライ(11~12歳)を制した海涼(みすず)さん(12)=同1年=はコロナ禍でも互いに刺激し合って成長を遂げ、栄冠をつかんだ姉妹だ。伸び盛りの2人は「うれしいが課題は多い。さらに好タイムを目指す」と意気込んでいる。

 新型コロナウイルスの影響により、各都道府県で7~9月に行われた指定大会の結果を基に順位を決める通信形式を採用。本県の指定大会だった8月の県選手権で、愛海さんは100メートル背泳ぎで1分2秒86、海涼さんは100メートルバタフライで1分3秒19をマーク。日本水泳連盟が昨年12月に大会結果を発表し、姉妹そろって全国Vとなった。

 現在、2人は山形市のスイミングスクール「山形ドルフィンクラブ」に所属して日々練習に励んでいる。父善和さん(40)は競泳で全国高校総体や国体に出場経験があり、母雅子さん(43)も水泳のインストラクターを務める。水泳一家に育ち、幼少期から水中の感覚に慣れ親しんできた。

高い心肺機能が持ち味の長岡海涼さん=山形市・山形ドルフィンクラブ

 愛海さんは強いキック力とスピードを生かし、背泳ぎを主体に活躍。海涼さんは高い心肺機能や各種目への適応力が持ち味で、現在はこれから本格的に取り組んでいく種目を模索中だ。

 良きライバルでもある。愛海さんは「海涼がいることで練習に緊張感が生まれる。妹とはいえ、負けたくない気持ちは強い」とし、海涼さんも「姉のタイムを超えて全国中学校大会で優勝することが目標」と意気盛ん。同クラブで指導に当たる高橋真コーチ(41)は「2人が隣り合うレーンで泳ぐと、互いに意識していることがタイムにも表れる。姉妹で高め合うことが一層の飛躍につながるはず」と目を細める。

 元競技者として、親として、善和さんは「できるならオリンピックを目指してほしい」とわが子への期待を膨らませる。一方「コーチや仲間がいてこそ良い結果にたどり着ける。周囲に支えられていることに感謝できるアスリートになることが大切」と語る。

 ともに今後も飛躍が期待される大器だが、「全国のレベルは高く、今の結果に満足はしていない」と口をそろえる。成長意欲は尽きない。姉妹で切磋琢磨(せっさたくま)し、さらなる高みを目指す決意だ。

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