ワイヴァンズ、前半戦振り返って 組織的な守備意識付け、課題はプレー精度

2021/1/16 10:41
全員が連動するチームディフェンスを柱に勝率を高めてきたパスラボ山形ワイヴァンズ(紫色のユニホーム)=1月、天童市

 バスケットボール男子・Bリーグ2部東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは10日のホーム熊本戦で2020~21年シーズンのリーグ戦前半を終えた。15日現在、13勝17敗で地区8チーム中6位。新型コロナウイルス禍で主力外国人選手の入国が遅れ、開幕直後こそ低迷したが、合流後は連係を高めて勝率が上向いた。後半戦での躍進に期待が懸かる。

■合流、戦術機能

 初戦から6連敗して迎えた第4節以降、攻守でハードワークに徹する外国人選手の加入をきっかけに巻き返した。外角ではアンドリュー・ランダルとランス・グルボーン、ゴール下ではキース・クラントンが存在感を発揮。チームの骨格が整ったことで戦術が機能し、4連勝するなど次第に力を高めてきた。

 外国人選手の高い得点力で攻撃面が安定した一方、ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチは躍進の礎として組織的な守備を強化。試合を重ねる中、全選手が連動した粘り強い守りで流れを引き寄せる展開も増えてきた。第15節のアウェー愛媛戦は2試合とも後半で2桁リードを奪われたが、相手への激しい守備からリズム良く攻撃につなげて逆転勝ち。指揮官が描くディフェンス中心のプレースタイルは根付きつつある。

 今後の課題はプレー精度の向上だ。勝負どころのミスで落とした試合はいくつもあった。第16節の熊本戦は9日に100点ゲームで快勝したが、10日には20のターンオーバーを喫して惨敗。自分たちに起因する安易なミスを減らし、着実に勝ち星を積み上げる安定感が求められる。

■成長株に期待

 主将の河野誠司をはじめ先発として定着している選手のほか、ポイントガードとして攻撃の起点となる新号健や秋山熙、シューティングガード兼スモールフォワードのシューター飯田遼ら勢いのある成長株の活躍も期待される。信頼できるベンチメンバーの存在は、悪い流れを変えたり、相手の戦術変更に対応したりする上で欠かせない要素となるからだ。

 ライコビッチヘッドコーチは「選手たちは『もっと強いチームにしたい』という意欲に満ちている。若手を育て、さらにチーム力を高めて上位に食い込みたい」と力を込める。B2最下位に沈んだ昨季の悔しさをばねに、シーズン後半もさらなる熱戦を繰り広げるつもりだ。

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