雪にも風にも負けず 山形・凍み大根作り最盛期

2021/1/16 09:55
厳寒にさらしてうま味を引き出す凍み大根作りが最盛期を迎えた=山形市神尾

 山形市の西蔵王高原で、伝統保存食の「凍(し)み大根」作りが最盛期を迎えた。冷えた空気の中で雪をかぶった大根が寒風にさらされ、厳寒期ならではの光景を見せている。

 凍み大根は皮をむいた大根をゆで、20日間ほどハの字形に組んだやぐらにつるして天日干しにする。同市神尾の農業庄司稔さん(60)は「昼夜の寒暖差による凍結と解凍の繰り返しで乾燥し、うま味が凝縮する。軟らかい中にも独特の歯応えが生まれる」と言う。その後ストーブをつけた屋内に置き、水分を飛ばして完成だ。

 今年は雪が多く、干し場の周辺は膝が隠れるほど。庄司さんは「冷え込みも強く出来は順調。約8千本の出荷を見込んでいる」とし、「定番の身欠きにしんとの煮物だけでなく、みそ汁の具にもお薦め。滋味に富んだ味わいが楽しめる」と話す。作業は今月いっぱい続き、市内の産直施設などに並ぶ。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]