長井市は14日、民間の通信事業者と連携し、市内のみで利用できる電子地域通貨サービスの実証実験を2~3月に行うと発表した。15日から市民らの利用モニター千人を募り、道の駅や産直施設で使える「ながいコイン」を1人千円分提供し、消費してもらう。
地域通貨は一定の範囲で流通させて経済活性化につなげる狙い。同市によると、県外ではデジタル技術を活用し、今回と同様の電子サービスを導入している自治体があるという。
実証実験の期間は2月10日~3月31日。通貨を利用できる施設は道の駅「川のみなと長井」、おらんだ市場菜なポート、タスパークホテル、はぎ苑、MANY’S(メニーズ) CAFE(カフエ)(旧長井小第一校舎内)、伊佐沢コミュニティセンターの6カ所。支払いの際はスマートフォンやカード(紙媒体)のQRコードを提示する。
モニター対象は市内在住の800人と、市外在住で同ホテルかはぎ苑に宿泊した200人。募集期間は市内在住者が今月29日まで、市外在住者は2月10日から3月10日まで。市のホームページから申し込み用サイトにアクセスできる。
市はモニターへのアンケート結果や利用実績を今後の本格導入に生かす。実証実験の費用負担については通信事業者と調整中という。問い合わせは市総合政策課0238(87)0714。
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