鶴岡南高(鶴岡市、坂尾聡校長)の2年生が、地域の飲食店や勉強できる場所などをまとめたスマートフォンのアプリ「鶴岡まるごと」を制作した。地元の情報を体系的に、多くの人に知ってもらおうと企画。活用を呼び掛けるとともに、利用者からの意見や感想を募っている。
同校は、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校で、2年次に探究授業「鶴南ゼミ」に取り組む。企画したメンバーは地域活性化ゼミに所属する8人。同校の1、2年生約400人を対象にアンケートを行い、お薦めスポットについて情報を集めた。
生徒たちは市内各所も回って協力を求め、約120の店舗・施設の情報を掲載した。▽勉強場所▽カフェ▽ラーメン店―など七つのカテゴリーに分け、営業・開館時間のほか特徴を紹介。「クラス会におすすめ」「学生は無料で大盛り可能」など、生徒目線の一言も添えられている。
アプリの機能向上に向け、近日中にクラウドファンディングを開始する予定。掲載内容は順次追加しており、メンバーの菅原悠利さん(17)は「地域の方々の協力の下、作ることができた。高校生に限らず、幅広い世代の人に活用してもらえたらうれしい」、石塚勘さん(16)は「鶴岡の魅力を知るきっかけとなればという思いで制作した。より良いアプリにするため、ぜひ感想を寄せてほしい」と呼び掛けている。
写真共有アプリ「インスタグラム」でも発信し、「鶴岡まるごと」で検索できる。左のQRコードからホームページにアクセスできる。
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