山形と共に、自分も成長 海外で活躍、サッカー選手・佐藤彰真さん(米沢出身)

2021/1/15 10:42
「山形、米沢の可能性を発信したい」と帰省中の実家で語る佐藤彰真さん=米沢市

 海外を舞台に活躍する米沢市出身のプロサッカー選手、佐藤彰真さん(21)が、地元を盛り上げようと、会員制交流サイト(SNS)を活用し本県の情報などを発信するプロジェクトを立ち上げた。サッカー選手として成長過程にある自分自身が周囲を巻き込みながら、共に高め合いたいと考えている。「熱い思いを持っている人は山形にはたくさんいる。サッカー選手としての経験を生かしながら後押しをしたい」と話す。

 米沢中央高サッカー部時代にはドイツ留学を経験し、卒業後はオランダでの武者修行も経験。昨年はシンガポールのチームにプロ選手として所属した。新型コロナウイルス感染症の影響でリーグ戦も中断される中、「自分の価値をどう発揮するか」という思いと、生まれ育った地域への恩返しの思いを異国の地で強くした。

 意識していたのは、サッカー以外のさまざまな分野でも活躍する元日本代表の中田英寿さんや本田圭佑選手。「サッカー選手はサッカーしかできないというイメージをなくしたい」という考えは以前から持っていたという。

 シンガポールでは、邦人のビジネスパーソンなどとの人脈を広げた。つながった人たちのサポートを受けながら、「山形ウェルネスプロジェクト(仮)」と題したグループをSNSのフェイスブック上に立ち上げた。昨年9月には、県内の飲食店やジム経営者など15人程度を集めてウェブ会議を開催。コロナ禍への対応や、若者の県外への流出問題など、幅広く情報交換し、佐藤さんはシンガポールから議論に参加した。今年からは、県内のさまざまな分野で活躍する人に佐藤さんがインタビューするウェブ会議の企画などを計画している。

挑戦後押し

 昨年12月にシンガポールのチームとの契約が終わり、現在は新シーズンに向け、欧州のチームとの契約交渉を詰めている段階。年末年始に一時帰国した佐藤さんは「まずはプロ選手としてもっと上のステージに立ちたい」と意気込みを語った。その上で「サッカー選手は人との出会いが多い仕事だと、プロになってあらためて感じている。離れたからこそ見える地元の可能性もある。自分も前に進みながら、チャレンジをサポートしたい」と話す。

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