大場(新庄北)つかんだ初王座 県高校スキー・女子5キロクラシカル

2021/1/13 11:16

 第70回全国高校スキー大会の県予選会を兼ねた第72回県高校スキー大会は12日、上山市の坊平高原クロスカントリー競技場で距離の男女クラシカルを行い、女子5キロは2年生の大場友咲(ゆさき)=新庄北=が17分14秒8で頂点に立った。男子10キロは舟山大陸(九里学園)が29分5秒6で優勝し、前日のフリーと合わせて2冠に輝いた。

 13日は同競技場で距離の男女リレーが行われる。

〈距離女子5キロクラシカル〉優勝した大場友咲(新庄北)=上山市・坊平高原クロスカントリー競技場

【スポット】得意種目、勝利へ思い強く

 渇望した初タイトルを手にして「ほっとした」。距離女子5キロクラシカルを制した大場友咲(新庄北)の素直な思いだ。前日の5キロフリーは波に乗れないまま5位に沈んだだけに、「得意種目だけは絶対に負けたくなかった」。懸ける思いが強かったからこそ表情には喜びよりも安堵(あんど)の色が広がった。

 高低差79メートルの起伏に富んだコースで前半の上り坂を勝負のポイントに絞った。序盤から軽快にピッチを刻み、1キロ付近の急斜面は「気が緩むと疲れが出てしまう」と、直前の下りのスピードを生かして一気に駆け上がった。1・5キロ付近から2キロ過ぎまでのなだらかな上りも競い合いながら我慢の滑りに徹した。

 先にスタートした選手を次々に捉え、手応えを感じながらのレースだったが、ラストの下り坂で「秒差で負けてる」との声に奮い立った。「最後は必死でした」。焦る気持ちを抑えつつ、懸命に体を動かしながらフィニッシュラインを滑り抜け、2位と4秒2差の接戦をものにした。

 フリーでは気持ちと体の動きがかみ合わなかったが、今回は「納得の滑りができた」と好感触を得た様子だ。昨年の全国高校選抜大会のスプリント・クラシカルで入賞を経験した実力者。今回の勝利で自信を深めた2年生は「今年こそインターハイで入賞」と意気込んだ。

〈距離男子10キロクラシカル〉フリーに続いて頂点に立った舟山大陸(九里学園)

【ヒーロー】舟山(九里学園)圧巻V

 ○…本領発揮と言っていいだろう。距離男子10キロクラシカルで完勝した舟山大陸(九里学園)だ。接戦だった前日の10キロフリーとは打って変わり、他を寄せ付けない強さを見せつけた。全国大会に弾みがつく内容に「気負うことなく滑った結果」と納得顔だ。

 序盤から軽やかな滑りで先発した選手を次々と抜き去った。2位に31秒1の大差をつけてフィニッシュラインを滑り抜け、「疲れもなく快調に飛ばすことができた」と涼しげに振り返った。

 1、2年時から国内レースで存在感を示し、実力は全国レベル。今季は新型コロナウイルスの影響で活動が制限された中でも腐らずに黙々と己を磨いてきた。

 付け入る隙を与えない展開で栄冠を手にしたとはいえ、「上り坂の入りやターンで速度を落とさない工夫ができればもっと引き離せたはず」。全国舞台での勝負を見据えるからこそ、反省も忘れなかった。

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