冬眠場所の「宿替え」?クマ目撃 南陽の住宅地近く、興奮状態の恐れも

2021/1/13 10:51

 12日午前10時55分ごろ、南陽市赤湯のJR奥羽本線の線路近くで、列車の運転士が体長約1メートルのクマ1頭を目撃した。クマは通常、冬眠している時期で、専門家は「興奮状態となっている可能性がある」とし、注意を呼び掛けている。

 南陽署によると、現場は赤湯―中川間にある第一赤湯トンネル北側出口の北約50メートルの地点で、住宅地や赤湯温泉街、観光名所の烏帽子山公園も近い。現場を走行中だった山形新幹線の50代男性運転士が発見し、仙台輸送指令を通じて110番通報した。運転手が警笛を鳴らしたところ、クマは東側の住宅地方面へ逃げていった。同署は周辺住民に警戒を促し、パトロールを続けている。

 クマの生態に詳しい東北芸術工科大の田口洋美教授は「この時期は冬眠時期で、気温の上昇がない中での目撃情報は危険」と指摘。「冬眠場所を替える宿替えの可能性があり、成獣であれば冬眠できないイライラで興奮状態にあり、凶暴性も増している」と警鐘を鳴らした。

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