3秒3差、舟山(九里学園)頂点 県高校スキー・男子10キロフリー

2021/1/12 14:27
〈距離男子10キロフリー〉頂点に立った舟山大陸(九里学園)=上山市・坊平高原クロスカントリー競技場

 第70回全国高校スキー大会の県予選会を兼ねた第72回県高校スキー大会は11日、競技がスタートし、上山市の坊平高原クロスカントリー競技場で距離の男女フリーを行った。男子10キロは舟山大陸(九里学園)が27分26秒7で優勝し、女子5キロは西塚結(北村山)が16分10秒6で制した。

 12日は同競技場で距離の男女クラシカルが行われる。

「課題だらけ」でも譲らない

 「力みすぎて動きが硬くなってしまった」。距離男子10キロフリーを制したとはいえ、舟山大陸(九里学園)の表情は浮かなかった。優勝候補の本命として格の違いを示すつもりだっただけに、薄氷の勝利に「課題だらけのレースだった」。全国を見据える3年生の自己評価は辛口だ。

 雪質、天候ともに安定したコース状況の中、個々の実力が試される勝負となった。15秒刻みにスタートする最終滑走者として登場し、「ガンガン抜いていく」と強気の姿勢で飛び出したが、思いとは裏腹に序盤からピッチが上がらず、「波のある滑り」(舟山)で安定感を欠いた。

 それでも全国の頂を視界に捉えるからこそ「県大会で足踏みはしていられない」。持ち味とする後半の粘り強さで、競り合う落合優真(北村山)に3秒3の差をつけ意地を見せた。

 練習を共にしてきた実力者の鈴木貴弘(米沢スキーク)や高校の先輩・菊地哲(日大)の背中を追い掛けて成長を遂げた。レベルの高さに刺激を受け「自分も続きたい」と心を高ぶらせる。

 今季初レースは不本意な内容だったが、接戦をものにするあたりは地力の高さゆえだろう。個人2冠が懸かる12日のクラシカルに向け、「優勝を狙うのはもちろん、全国につながるレースがしたい」と気持ちを奮い立たせた。

〈距離女子5キロフリー〉優勝した西塚結(北村山)

西塚(北村山)初の栄冠・女子5キロフリー

 ライバルや上級生を抑えて栄冠をつかみ取り、「初めて優勝できたのですごくうれしい」。距離女子5キロフリーで頂点に立った2年生の西塚結(北村山)の表情には笑みが絶えなかった。

 攻めた。序盤から積極的に飛ばして勢いづいた。スムーズな体重移動で滑りは良好。スピードの緩みがちなつなぎの区間やターンでの失速を抑えることに意識を傾け、「うまく流れに乗ることができ、後半に粘れた」と納得顔だ。

 北海道遠征がなくなって県内で滑り込むなど、新型コロナウイルス禍で例年とは異なる調整を余儀なくされ「どれだけレースで滑れるかが不安だった」という。それでも得意のフリーで結果を出して「自信になる」と手応えをつかんだようだ。

 昨年の全国高校大会のフリーはあと一歩のところで入賞を逃し悔しい思いをした。「今年こそ入賞できるように頑張りたい」とにこやかに意気込みを語った。

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