山形市の中心部で花火を打ち上げる「ウインターフェスティバル 山形冬の花火大会」が10日、霞城公園で開かれ、約2千発の大輪が真冬の夜空を鮮やかに染めた。
中心市街地の商店街などでつくる実行委員会(船山隆幸委員長)が主催し、6回目。今回は新型コロナウイルス感染予防で、打ち上げ場所の同公園に人が集まらないよう「街なか全部が桟敷席」をコンセプトとした。3密を避けるため同公園は立ち入り禁止とし、これまで観覧場所だった市役所11階も開放しなかった。
花火は午後6時半から打ち上げがスタート。同公園の東大手門付近では、色とりどりの大輪が寒空を彩ると、訪れた家族連れなどから歓声が上がった。同市薬師町2丁目の会社員巽宥人さん(25)は「きれいで迫力ある花火を見て元気が出た」と話していた。
花火は例年、同市の「初市」に合わせて打ち上げているが、今年の初市は中止となり、12~15日に市役所で代替イベントが開かれる。
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