手法様変わり、コロナ下の選挙戦 知事選

2021/1/10 11:07

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 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、知事選が繰り広げられている。新人の大内理加候補(57)、現職の吉村美栄子候補(69)の両陣営とも感染防止対策に意を砕く。事務所出入り口での検温、選挙カーの密回避、個人演説会の開催見送りや時間制限…。コロナ禍は選挙戦の手法を様変わりさせた。

 両陣営はそれぞれ感染防止策を徹底する旨の資料を作り、関係者に周知した。

 大内陣営は個人演説会の開催時間を原則30分とし、応援弁士の人数も絞る。支持者らには入場時の検温とマスク着用を義務付け、演壇には飛沫(ひまつ)を防ぐアクリル板を設置。密閉空間になりがちな選挙カーは基本的にドライバーと候補者、ウグイス嬢2人が乗車。車内は4時間ごとに除菌、消毒している。

 吉村陣営も事務所の出入り口での検温と名前や連絡先の記入、手指消毒のほか、来場者とスタッフのマスク着用を徹底。フェースシールドやマウスシールドは使用せず、より効果が高いとされる不織布マスクを使うようにしている。基本的に個人演説会は行わず、街頭演説を中心に運動を展開中だ。

 有権者との接触を減らさざるを得ない中、両陣営とも会員制交流サイト(SNS)を積極的に活用する。大内陣営はユーチューブに「大内りかちゃんねる」を開設。選挙戦の動向だけでなく、後援会活動や準備段階の様子を発信している。吉村陣営も「みえこチャンネル」を設けた。事務所内のスタジオで撮影した手作り感のある内容で、公務の様子も流している。

 ただ、ネットを使った運動は有権者の手応えが得にくいのも事実。ともに告示後に新たな動画を連日アップしているものの、視聴数は200~800回程度にとどまっている。両陣営のスタッフは「どのぐらい伝わっているかが見えづらい」「冬場の選挙はこれまでもあったが、今回はコロナとの兼ね合いもあり、難しい」と悩ましげだ。

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