国内外で活躍するクリエーティブユニット・TOCHKA(トーチカ)の作品展「見えざるものと王子さまの旅」が9日、東根市のまなびあテラスで始まった。拡張現実(AR)を駆使し、スマートフォンの画面でアニメーションが楽しめるコーナーを中心に、実験的なアート作品が来場者を魅了している。
トーチカは、京都を拠点に活動するナガタタケシさんとモンノカヅエさんのユニット。ペンライトの光で表現した動作や絵などの画像を動画に編集した「活動絵画」を創作している。
会場に設置されたQRコードをスマホで読み取ると、画面内に惑星が飛び出したり、バラのような無数の植物が生まれたりするなど、ARの不思議な世界を紹介。スクリーンにペンライトで絵が描ける体験コーナーもある。
この日はワークショップが開かれ、会場内のある場所に立つと、壁や床に羊の絵が浮かび上がる「だまし絵」の創作に市民らが取り組んだ。会場では観賞用のスマホを貸し出している。展示は2月28日まで。
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