他市町と違い、なぜ鶴岡は一斉休校なの? 「安全第一」市教委が依頼

2021/1/9 12:29

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 暴風雪に備え鶴岡市内の全小中学校は7、8日の2日間、臨時休校となった。「他市町は登校時間を遅らせたり、下校を早めたりしたのに、なぜ鶴岡は一斉休校なの?」。小学校低学年の子どもを持つ同市の母親から「寄り添うぶんちゃん取材班」に疑問が寄せられた。冬休み明けの日が休校となり、子どもは「友達に会いたい」と悲しんだという。同市教育委員会に理由を聞いてみた。

 市学校教育課によると、学校教育法などでは、新型コロナウイルスなど感染症に伴う休校は市教委が判断し、災害に関する場合は各学校長が決めるとしている。ただ、今回は2日間とも市教委が各学校に休校を依頼した。成沢和則課長は「記録的な暴風雪の予報が出ていた。海沿いなど地理的に風が強い場所の学校もあり、安全を第一に考えた」と判断の理由を話す。

 市小学校長会長の中野洋朝暘一小校長は「登下校の時間をずらしたとしても、どんな状況になるのか予想がつかない。通学路は既に大雪で狭くなり、壁になっている部分もあり、危険を感じた」とする一方、「早く子どもたちに会いたい思いは教職員も同じ。お互いに元気な姿で、気持ちも新たに始業に臨みたい」と思いを語った。

 一方、酒田市の教育委員会は、気象や通学路の状況を総合的に考慮して全校への休校要請はせず、各校長の判断に委ねて結果的に休校はなかった。校長判断が原則となる背景には、同じ市の中でも気象の状況が異なる場合も考えられ、できるだけ教育の機会を制限しないという思いもある。それぞれが、子どものことを思いながら判断しているようだ。

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