知事選・現新2候補の横顔紹介

2021/1/9 10:03
(右から届け出順に)大内理加氏、吉村美栄子氏

 7日に告示された知事選は、現職と新人の女性同士による一騎打ちとなった。両候補の横顔を紹介する。(届け出順)

【大内理加氏】心身タフな「体育会系」

 「県民の声が今の県政には生かされていない」。祖父や父と同じ県議の道を13年間歩んできたが、県政の流れを変えるため退路を断って出馬した。子育て環境の整備や人口減少対策がなかなか進まない現県政に限界を感じたからだ。

 「ばりばりの体育会系」と自ら語るように中学、高校は陸上部に所属。山形西高では主将を務め、400メートル走を専門とした。目標の全国高校総体出場には届かなかったが、「上山市の坊平での合宿など厳しい練習に取り組み、根性も鍛えられた」。心身のタフさは自他共に認める。

 県紅花生産組合連合会の会長職を担う。「紅花から赤の色素を抽出する技術は本県の誇り。県民が守ってきた色」とし、「選ばれる山形になるため、本県のものづくりの力は大いにアピールできる」と熱く語る。

 家事は夫婦で分担制。料理が担当だが、各地を飛び回っているため夫正徳さん(62)がたまに準備する。土がついた里芋の皮をむいて作った芋煮に感動したという。「味は少し手直ししましたが…」と笑うも、そのサポートが活力源だ。

 尊敬する人物は5年前に他界した母美佐子さん。母の話題になると涙ぐみ、「縁の下の力持ちで家族を支えてくれた。人のために尽くす姿勢を学んだ」と話す。山形市内に夫と2人暮らし。同市出身、57歳。

【吉村美栄子氏】明朗、前向き草花愛す

 政治家を志した動機は非常にシンプルだ。「大好きな山形をもっと良くしたい」。12年前からその気持ちは変わらない。生まれは大江町の中山間地。自然豊かな地で住民に見守られながら伸び伸びと育った体験が思いの根底にある。

 夏はホタルを追い、冬は雪で遊んだ。「(アルプスの少女)ハイジのよう」と子ども時代を表現する。5歳の頃、外で遊んでいる時に用水路に落ち、友達の父親に助けられたこともある。住民同士が助け合い、支え合う地域の結び付きの強さが記憶に残る。

 知事として3期12年間、県民視点、対話重視、現場主義を貫いてきた。「明るく前向き」な性格を前面に県産米「つや姫」の“母”としてトップセールスに努め、ブランド化に尽力。理想の政治家像は「大変な時に皆を励まし、自らも一緒になって希望に向かって進む人物」とする。

 1997年に夫を亡くし、行政書士事務所を開業するなどして子ども2人を育て上げた。同居していた義理の父母は既に他界し、今は長男展彦さん(37)夫婦と昨年3月に生まれた初孫との4人暮らし。元気過ぎる孫については「『ちび怪獣』と呼んでいます」と顔をほころばせる。趣味は草花の世話で「特に野に咲く花が好き」という。山形西高時代は文芸クラブで詩を編んだことも。69歳。

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