コロナ収束願い歩く 肘折温泉街で「さんげさんげ」

2021/1/7 20:19
雪が積もる中、行者姿の地区民が肘折温泉街を練り歩いた=大蔵村南山

 大蔵村肘折地区に伝わる出羽三山信仰の越年行事「肘折温泉さんげさんげ」が7日、同地区で行われた。新型コロナウイルスの収束などを願いながら、白装束姿の住民が趣ある湯治場を練り歩いた。

 同地区のさんげさんげは、江戸時代に始まった伝統行事。一時途絶えたが、住民有志が1984(昭和59)年に復活させた。目や耳など六つの感覚のけがれを落とし、無病息災などを祈る。今年は新型コロナの感染防止のため、参加者を地区民に限定し、恒例の餅の振る舞いも中止となった。

 この日の肘折地区は午前の気温が零度で、積雪は250センチほど。防寒着が手放せない寒さの中、地区住民約10人が「さんげさんげ、六根罪障…」と独特の節回しで題目を唱えながら並んで歩き、最後に餅をついて新年を祝った。実行委員長を務めた自営業、大友久士さん(57)は「温泉街から明るい話題を提供できるようにと願いながら歩いた」と話していた。

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