帰省後に発症、家族へ連鎖増 新型コロナ、年末年始…止まらぬ感染拡大

2021/1/7 11:01

 県内で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、年末年始の帰省などで県内外を移動した人による感染が目立ってきた。家族内で集団的に広まる恐れもあり、県は警戒を強める。東京都と埼玉、千葉、神奈川3県への緊急事態宣言の再発令を控え、吉村美栄子知事は6日、1都3県との不要不急の往来を控えるよう県民に求めた。

 県内では昨年末に帰省者の感染が確認されて以降、県外で感染したとみられる事例が続いている。多くの場合、実家に戻った後で発熱などの症状が現れ、家族にもうつっている。

 厚生労働省に新型コロナ感染症対策を助言する専門家組織は6日、東京を中心とした首都圏での感染拡大により、全国でも増加傾向が続いていると分析し、深刻化する大都市圏の状況が地方にも影響しているとの見方を示した。

 県はこれまで、帰省を含め、感染拡大地域との往来は慎重に検討するよう呼び掛けてきたが、緊急事態宣言が再び発令されることを受け、対応を一段引き上げた形だ。吉村知事はこの日の定例会見で「不要不急の移動を控え、日本全体で感染を減少させることが大事だ」と強調し、「北海道や関西圏など、感染拡大地域との往来も慎重にしてほしい」と訴えた。一方で受験などによる移動は除くとしている。

 年末年始に入り、県内の感染ペースはやや緩やかになっていたが、6日は先月25日以来となる2桁の感染者が確認された。渡辺丈洋県健康福祉部次長は「年末の帰省の影響が、年始になって出ているのではないか」とし、「今後1、2週間は2次感染を含め警戒が必要」とした。

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