県によると、20代女性は昨年12月31日、電車を利用して置賜地域にある家族宅に帰省した。同日から発熱や鼻水の症状が現れて3日に医療機関を受診、4日にPCR検査で陽性と分かった。滞在中はマスクを外した状態で家族と長時間会話する機会がなかったとし、濃厚接触者はいないとしている。県は発症時期から、首都圏で感染していた可能性が高いとみている。
金山町の60代自営業男性は、首都圏に住む親族が昨年末に帰省し、滞在中に感染が分かったため濃厚接触者となった。親族は自ら採取した検体を首都圏の医療機関に送付し、2日に感染が判明したという。60代男性の同居家族は既に陰性を確認した。親族は県内の医療機関に入院している。
新庄市の50代団体職員女性は、3日に感染が公表された東根市の20代会社員女性の親族で、濃厚接触者と特定された。50代女性の同居家族は陰性が確認されている。
三川町の40代男性は、クラスター(感染者集団)が発生している三川病院(同町)の入院患者。同病院関連の感染者は患者、職員合わせて67人に広がった。
このほか、山形市の40代従業員女性は感染経路が不明で、濃厚接触者は同居家族と親族のみ。
いずれも症状はないか、重くないという。県内の入院患者は63人で、内訳は専用病床40人(うち重症者5人)、専用病床以外23人。3人が自宅療養している。
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