連鎖に歯止め、難しく 新型コロナ・感染者400人超え、クラスター発生地集中

2021/1/5 13:52

 県内で4日までに公表された新型コロナの感染者は402人を数え、その7割近くはクラスター(感染者集団)が発生した市町村に集中した。ひとたび感染の連鎖が生じると加速度的に感染が増加し、改めて歯止めをかける難しさが浮き彫りになった。病床使用率は一時期に比べ低下傾向にあるが、医療現場は依然として厳しい状況だ。

 山形新聞の集計で、市町村別で最も感染者が多いのは山形市の104人。市内のスナックや介護施設でクラスターが発生し、同じ職場での集団感染も起きた。続いて酒田市の57人、三川町の48人で、ともに病院内で感染が広がった。クラスターには至っていないが、鶴岡市が4番目に多い46人に上っている。他に感染者が2桁となっている天童市(33人)や米沢市(17人)、大蔵村(13人)でも過去にクラスターが確認されている。

 累計で300人を超えた12月18日以降の感染者105人のうち、43人はクラスターとなった三川病院(三川町)関連だった。感染は一般病棟と精神科病棟に広がっており、4日までに累計で66人(職員20人、入院患者46人)まで拡大。なかなか収束しない中で、現場でケアに当たる医療従事者の負担も大きくなっているようだ。さらに、年末以降は、帰省などで県外を往来した人の感染がみられ、新たな懸念材料だ。

 一方、病床使用率を見ると、全体では緩やかに低下しつつある。山形市の県立中央病院は12月中旬には感染者の急増に伴い8割前後まで病床が埋まったが、現在は44.4%まで下がった。酒田市の日本海総合病院も19.5%で、2割を切った。ただ、県立新庄病院は57.1%と高い水準となるなど、予断を許さない状況は続いている。

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