お疲れさま、旧大平橋 老朽化で両町が撤去へ、白鷹-朝日間の交流支える

2021/1/5 11:18
撤去されるつり橋の旧大平橋

 白鷹町大瀬と朝日町今平の両地区間の最上川に架かる主要地方道長井大江線の大平橋。その約200メートル下流に現在は使われていない木製の旧大平橋がある。人気ドラマ「おしん」の撮影シーンにも使われたつり橋だが老朽化が進み、管理する両町は撤去の準備を進めている。

 旧橋は1964(昭和39)年、最上川本流に架かる初のつり橋として両町が整備した。長さ約112メートル、幅約2メートル。それまで舟に頼っていた人や物資の移動を下支えする新たな存在となり、地区間の交流にもつながった。80年代のNHK連続テレビ小説「おしん」では、年老いたおしんが少女時代を回想するシーンの撮影で使われた。

 経年劣化が進み近年は車の通行が制限され、2010年度に新しい大平橋が開通した後は交通インフラとしての役目を終え、13年度から全面通行止めになった。両町は観光資源としての活用も含めて今後を検討したが、維持補修費や交通の便の悪さなどを踏まえて保存は難しいと結論付け、住民への説明を経て18年度に撤去の方針を固めた。

 20年度中に測量設計を行い、21年度に工事に着手する予定。両町は半分ずつ負担する撤去費の合計を8千万~1億2千万円程度と見込み、国の交付金を活用する方針だ。

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