県内、感染拡大に歯止めかからず 新型コロナ、累計400人超え

2021/1/5 08:16

 県内の新型コロナウイルス感染者数が4日、累計で400人を超え、402人に達した。感染公表は41日連続で、拡大傾向に歯止めはかかっていない。年末年始に県内外を移動した人の感染も出始め、県はマスク着用など感染防止対策の徹底を求めている。

 県内の感染者数(公表日基準)は、300人から400人まで17日間で到達した。200~300人は1週間余りで、感染ペースはやや緩やかになっている。渡辺丈洋県健康福祉部次長は「県民の努力が現れてきている。だが、首都圏を中心に感染拡大が広がっており、本県に帰省した人たちの影響が出てくるのはこれから。まだまだ楽観視はできない」と警鐘を鳴らす。

 県の対応の目安はレベル4(特別警戒)。首都圏などへの不要不急の往来をできる限り避け、県外では飲酒を伴う会合を控え、県内でも感染対策を徹底する飲食店の利用を呼び掛けている。

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 県は4日、新たに20~70代の男女5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち、山形市の20代会社員男性と東京在住の20代会社員女性の2人は、ともに帰省で県外との往来があった。三川町の男女3人はクラスター(感染者集団)が起きている三川病院(三川町)の入院患者だった。

 山形市によると、20代男性は12月30日~1月2日、隣県の実家に帰省した。31日から発熱などがあり、2日に本県の新型コロナ受診相談センターに相談。3日のPCR検査で陽性が分かった。帰省中、知人と会食する機会があり、この知人は会食後に感染が確認された。男性は知人の濃厚接触者とされている。

 20代女性は12月28日から市内の実家に帰省。2日に発熱などの症状が出て市内の医療機関を受診し、3日に陽性が判明した。感染経路は分かっていない。

 男性は村山地域の感染症指定医療機関に、女性は同地域の医療機関に入院し、ともに重症ではないという。いずれも帰省の際、公共交通機関を利用したがマスクを着用しており、市は現時点で濃厚接触者は家族のみとしている。

 県によると、三川町の50代と60代の男性、70代女性は三川病院の同じ病棟に入院している。いずれも発熱があり、抗原検査で感染が判明した。重い症状はないという。

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