真冬に映えるサクランボ 天童で超促成栽培、「佐藤錦」初出荷

2021/1/4 22:30
2021年の初競りに向けて収穫されるサクランボ=天童市荒谷

 天童市荒谷で4日、超促成栽培されたサクランボ「佐藤錦」が初出荷され、全国約40の市場に送られた。「新型コロナウイルス感染症に負けないように」との生産者の気持ちが込められた赤い宝石は、5日の初競りにかけられる。

 20度前後に保たれた温室ハウス内で育てられた。冷蔵庫で休眠した鉢植え240本が昨年10月に花を咲かせた後、大雪の外界を横目に、輝く果実をどっさり付けた。例年より開花時期の気温が高いなどの難点はあったものの、高品質に仕上がり、出荷量は昨年よりやや多い約60キロ。生産者の花輪和雄さん(71)=同市下荻野戸=らが摘み取り、選別、箱詰めに当たった。

 初競りに合わせた超促成栽培は1987(昭和62)年に市内で始まり、花輪さんが継いで18年目。昨年の東京・大田市場では、きり箱入り500グラムが80万円の過去最高値を付けた。花輪さんは「温度管理は難しかったが、大玉で酸味、甘みのバランスが良く、いい出来になった。サクランボを食べてコロナに負けないでほしい」と語っていた。

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