小中修業9年化、指導充実 義務教育学校「戸沢学園」が4月開校

2021/1/3 12:56
戸沢村の施設一体型小中一貫校。今春、義務教育学校「戸沢学園」として開校する=同村蔵岡

 戸沢村の戸沢小、戸沢中が2021年4月、9年間を一貫教育する義務教育学校「戸沢学園」として新たなスタートを切る。児童生徒が施設一体型の現校舎で学ぶ様子に大きな変化はないが、修業年限を9年にし、高学年児童に教科担任制を一部取り入れるなど、一層の学力向上や豊かな人間性の育成を図る。

 村では児童生徒数の減少、校舎耐震の問題もあり2013年度に小学校4校、中学校2校がそれぞれ統合した。17年度から施設一体型小中一貫校として開校し、現在に至る。

 義務教育学校に移行することについて、村教育委員会は「現状とあまり目に見えた変化はない」としながらも「義務教育の9年間を見通した指導、地域学習の充実」を理由に挙げる。従来の「6・3」制の区別をなくし、小中学校の教職員が一丸となって子どもたちと関わる体制づくりを目指す。特色の一つとして、5、6年生から一部教科担任制を導入。教員それぞれが得意教科を受け持つことで、専門性の高い授業が期待できる。子どもが中学進学の変化に戸惑う「中一ギャップ」を抑えることにもつなげる。

 今春の戸沢学園開校に伴い、1年生で入学、9年生で卒業を迎える。中学段階に相当する3年間は7~9年生となる。保護者から「小学校の卒業式に代わるものを」との声があり、今後検討する。校章、校歌は既に統一しており、制服も現状のまま。

 県内初の義務教育学校は、新庄市の萩野学園。同市内2校目となる明倫学園がことし春に新校舎で開校する。

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