山形市のJR北山形駅東口の小便小僧が29日、衣替えされ、漫画やアニメ映画が大ヒットしている「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の主人公竈門炭治郎(かまどたんじろう)に変身した。
衣替えは若者の居場所や学びの場づくりに取り組むNPO団体「ぷらいず」(同市、佐藤茜代表)が年2回行っている。今回は新型コロナウイルスの影響で社会に不安が広がる中、炭治郎のように窮地に追い込まれても諦めず、愛を持って他人を思いやる優しい人が増えてほしいとの願いを込めた。
市内では、映画の「無限列車編」に登場する車両と同型の蒸気機関車(SL)がJR山形駅近くの第二公園にあり、夜は園内の藤棚が電飾で彩られている。双方の相乗効果で、人々に明るい気持ちを届けたいとの思いもあるという。
この日は、ぷらいずのメンバーなど約10人が、黒と緑の羽織などを小便小僧に着せると、りりしい姿に。佐藤代表は「家族などで見に来て楽しめるスポットになれば」と話していた。
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