モンテ「コロナ下の支援に感謝」 ホーム最終戦、サポーターへ

2020/12/15 12:24
試合終了後、サポーターに感謝を伝える山形の選手たち=天童市・NDソフトスタジアム山形

 新型コロナウイルスに揺れたサッカーJ2・モンテディオ山形の今季、ホーム戦は13日に行われた岡山戦で全日程を終了した。試合後にはセレモニーを実施し、サポーターやスポンサーに支援の感謝を示すとともに、懸命に従事する医療関係者にエールを送った。

 新型コロナの感染拡大を受け、今季のリーグ戦は開幕戦直後に中断。再開予定日が何度も延期される事態となり、チームの全体活動は1カ月余り休止した。リーグ戦は4カ月の中断期間を経て6月下旬に再始動。山形のホーム開幕戦はクラブ史上初の無観客で行われた。

 声を出した応援の禁止や収容人数の制限など異例の仕組みが設けられたが、4561人が駆け付けた13日の岡山戦でホーム戦全21試合を消化。1試合平均(無観客を含む)で2944人が来場した。

 セレモニーで相田健太郎社長は「先行きがどうなるか分からない状態だったが、リーグ再開後にさまざまな方々の力と理解のおかげで通常通り活動することができた」と感謝し、石丸清隆監督は「苦しい日々の中、ファンやサポーターの存在のありがたさを感じるシーズンだった」と謝意を示した。

 今月は県内での感染拡大が重なり、クラブとクラスターが発生した病院関係者とのメッセージのやり取りも伝えられた。誹謗(ひぼう)中傷をなくすことが再度呼び掛けられた上、最後は選手と来場者が一体となって拍手を送り、医療従事者への感謝と激励の思いを届けた。

選手のクラブハウス用椅子を寄贈―新庄のダイユー

 自動車座席シートの縫製加工などを手掛けるダイユー(新庄市)は13日、モンテディオ山形にクラブハウスで使用する椅子を贈った。

 同社が2010年に寄贈したスタジアムのベンチシートは、現在もホーム戦で使われている。今回の革製の椅子は今年完成した新クラブハウスのロッカールームに置き、選手一人一人が使用。クラブの要望を受け「激しさ」「闘争」などをイメージした赤色で仕上げた。岡山戦前に贈呈式が行われ、八鍬毅社長は「自分たちも闘志を燃やして作製した。今後も一緒になって応援していきたい」などと語った。

 また、山本製作所(天童市)は同日、コイン精米機「こめ太郎」の売り上げの一部として16万円を贈った。

試合終了後、富樫陽向君(前列中央)の修了式が行われた

東根の富樫君「ずっと応援」―特別試合と修了式

 長期療養中の子どもをサポートする社会貢献活動の一環として、モンテディオ山形に昨年入団した東根市の小学2年富樫陽向(ひなた)君(8)の修了式が13日、ホーム最終戦後に行われ、富樫君がサポーターの前でドリブルシュートを披露した。

 NPO法人「Being ALIVE Japan」(東京都)が展開する事業にクラブが賛同し、「ユーイング肉腫」で通院治療中の富樫君が昨年9月にチームの一員に。約20回にわたり試合や練習、オンラインの交流会に参加し、岡山戦が最後の活動となった。

 試合終了後のピッチで、4選手との特別試合を実施。来場者が見守る中、背番号1のユニホームを身に着けた富樫君が全員を抜き去り、ゴールを決めた。躍動のプレーを解説したGK櫛引政敏選手(27)から「常に前向きでチームの一員としてパワーをもらった」との賛辞も。修了の証しとして記念のボールを受け取った富樫君は「普通ではできないことをさせてもらい、サポーターにも声を掛けてもらった。これからもずっと応援していきたい」と呼び掛けた。

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