「英断に感謝」歓迎の声 山形市都市振興公社の大沼落札

2020/12/4 09:00

 破産した大沼の旧山形本店(山形市)の競売入札で、山形市都市振興公社が落札したことを受け、地元経済界や商店街、市民らからは歓迎の声が上がった。

 「市長の英断に感謝する」。矢野秀弥山形商工会議所会頭は、そう最初に口にした。その上で「まちづくりの中核ともいえる極めて重要な場所。市の外郭団体が取得すれば長期的な視野に立ったまちづくりの基盤ができる。今後、市と連携しながら新しい商業施設づくりに協力し、中心市街地の活性化に寄与していく」と続けた。

 岩淵正太郎七日町商店街振興組合理事長は「七日町として、できることなら市関連で取得してほしいと何度も要望してきたので、この結果は大歓迎。まちづくりを共に頑張りたい」と話した。

 市民らからは商業施設の再開に期待する声が多く聞かれた。旧山形本店近くでバスを待っていた山形市小白川町5丁目、アルバイト土田和義さん(72)は「大沼は子どもの頃からなじみのある店。七日町がもっとにぎわうために商業施設になってほしい」。同市木の実町、団体職員永田晶子さん(59)も「大沼の閉店後は仙台に行かないと特別な贈り物や化粧品を買えない、でも新型コロナウイルスの影響で外出しづらいという状況だった。中心市街地活性化のためにも商業施設の機能が残るといい」と語った。

 七日町に友人とランチに訪れていた中山町長崎、専門学校1年河南凪砂(こうなみなぎさ)さん(19)は「買い物だけでなく、子どもが遊べるスペースを設けるなど、大人も子どもも楽しめる憩いの施設になるといい」と期待した。

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