コロナ感染、鶴岡の2人「回復期」 退院基準クリア、体内に生きたウイルスなし

2020/12/3 09:12

 新型コロナウイルス感染が分かったが入院の必要がないとされた鶴岡市の20代会社員女性と50代市職員男性について、県庄内保健所の蘆野吉和所長は2日、市の対策本部会議で「陽性だが回復期」と説明した。既に生きたウイルスが体内にいない状態という。感染拡大の恐れはなく、職場復帰も可能としている。

 蘆野所長は、庄内地域で導入しているPCR検査機器がウイルス遺伝子数をかなり微量まで測定できることを説明。他機関で調べた場合は陰性となる可能性もあるが、「陽性と判断できたことで、感染経路などの追跡調査につながる」と意義を伝えた。

 新型コロナ感染患者の退院基準を厚生労働省は「発症から10日間経過し、症状が治まってから72時間経過した場合」などと示している。発症後10日程度で感染力が弱まることが確認されているためで、蘆野所長は2人が既に基準を満たしていることを説明した。今後も感染からの回復の判断について「退院基準を念頭に対応してほしい」と求めた。

鶴岡の2校は6日まで休校

 鶴岡市は2日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、児童生徒の感染に伴う小中学校各1校の臨時休校について、6日まで継続することを確認した。2~4日に学校関係者らのPCR検査を行い、結果が判明するまでの措置で、さらに検査が必要となった場合は休校期間を延長する。

 また、職員が疑陽性と診断されたため、1日から行っている藤島庁舎産業建設課の一時閉鎖は、当面継続するとした。家族や職場関係の濃厚接触者に関する調査のためで、再開時期は県庄内保健所と協議して決める。皆川治市長は会議の冒頭、「閉鎖で市民に不便をかけて申し訳ない。職員の体調管理をさらに徹底する」と述べた。

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