県と鶴岡市によると、50代男性は市藤島庁舎産業建設課の職員で、11月30日に感染が公表された同市内の40代会社員男性の知人。濃厚接触者とされた29日まで、症状がありながら仕事を続けていた。2人は11月中旬、子どもの学校行事に関連した会食に同席した。会食でほかに濃厚接触した疑いがある2人は既に陰性が確認された。50代男性は30日のPCR検査では判断が付かず、1日に庄内保健所の再検査で陽性と判明。職場関係者や家族などが濃厚接触者という。
20代女性は、11月27日に感染が公表された鶴岡市の20代会社員男性の同居家族。16日から鼻水などの症状が出たが、それ以前から仕事は休んでいた。濃厚接触者は家族など。
2人ともウイルス量が少なく感染拡大の恐れがないとして、庄内保健所長の判断により入院勧告は行われなかった。こうした事例は県内で初めて。
鶴岡市は1日に感染が公表された女子中学生と10代の小学生女児の検査対象に関し、部活動の部員や保護者も含む計約70人に及ぶとした。3日以降に検査結果が判明する見通し。
一方、山形市は2日、70代会社役員男性と30代会社員男性は同じ会社に所属しているとした。濃厚接触者は70代男性が職場関係者など計10人程度で、30代男性は家族のみ。感染経路は不明。2人とも村山地域の感染症指定医療機関に入院している。
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