県内、10月の有効求人倍率1.05倍 昨年9月以来、前月上回る

2020/12/2 12:07

 山形労働局が1日発表した県内の10月の雇用情勢によると、有効求人倍率(季節調整値)は前月を0.02ポイント上回る1.05倍だった。前月を上回るのは昨年9月以来。新型コロナウイルス感染拡大が一時落ち着き、経済状況が上向いたことが影響した。11月以降、再び感染が拡大しており「新型コロナが雇用に与える影響に注意を要する状態」との判断を継続した。

 有効求人数(同)は1万9492人で前月比2.3%増と2カ月ぶりに増加、有効求職者数(同)は0.7%増の1万8578人で6カ月連続で増えた。正社員有効求人倍率(原数値)は0.86倍で、前年同月を0.28ポイント下回った。

 パートタイムを含む新規求人数(原数値)は7689人で前年同月より26.3%減。22カ月連続でダウンした。産業別でみると基幹産業の製造業が28.1%減となっているのをはじめ、前年同月と比べて全業種で減少している。一方、前月と比べると製造、宿泊・飲食サービスなど多くの業種で増加に転じている。

 解雇・雇い止めなど事業主都合の離職者は753人で前年同月比26.1%増、失業給付の受給者は32.9%増の4773人だった。

 同労働局は「10月は感染拡大が落ち着き、政府の観光支援事業『Go To トラベル』などの利用が進み、さまざまな業種で9月と比べて求人が増えた」とした。その上で、再び感染が広がり全国的に経済活動が一部制限されていることを踏まえ、「今後、どのように影響が出るか注視していく」とした。

 ハローワーク別の求人倍率(原数値)は、鶴岡1.40倍、酒田1.32倍、長井1.13倍、山形1.10倍、新庄1.08倍、村山0.91倍、米沢0.84倍、寒河江0.75倍だった。全国の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイントアップの1.04倍。正社員有効求人倍率(原数値)は前年同月比0.35ポイントダウンの0.80倍だった。

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