今も昔も正月は“松” 山形で競り市、威勢良く

2020/12/2 10:16
威勢の良い掛け声とともに競り落とされる松=山形市・山形生花地方卸売市場

 山形生花地方卸売市場(山形市、橋本雄太(たけひろ)社長)で1日朝、恒例の松の競り市が開かれた。正月の縁起物などに使われる8種類の松が次々に並べられ、威勢の良い掛け声とともに競り落とされた。

 大王松(だいおうしょう)や女松(めまつ)、黒松など約2300本が競りに。主力の茨城県産の若松は予約注文により販売された。高齢化で出荷業者が年々減っており、今年の総取引数は約10万9千本で昨年より約1割減。茨城県ではコロナ禍で生産農家が人員を確保できず、出荷を断念したケースもあったという。

 買い付けに訪れたのは小売業者ら約60人。同市場で20歳から競り人を務める橋本彼路士(ひろし)会長(73)がマウスシールドを着けて「さあいくら」「もういっちょ」と早い口調で瞬時に価格をやりとりした。最近はフラワーアレンジメントなどに使う小ぶりな若松が人気という。橋本会長は「現代人の生活様式や文化に対する価値観は昔と変わりつつあるが、正月にはぜひ縁起物の松を飾ってほしい」と話す。

 同市場では7日にセンリョウ、15日にウメやナンテンの競り市がある。

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