県によると、40代女性は11月18日に発熱や倦怠(けんたい)感、19日からは味覚障害が現れ、症状を自覚しながら仕事を続けていた。中学生は19日から発熱やせきがあり、20日に味覚障害が出た。23~27日は症状が軽くなったとして登校したが、28日から休んでいる。ともに症状は重くないと判断し、医療機関を受診しなかった。
小学生は発熱や味覚障害などが出たため18、20日にそれぞれ別の医療機関を受診したが、医師の判断で新型コロナの検査はしなかった。24~27日は症状が軽くなったとして登校し、28日から休んでいる。
3人とも40代男性の濃厚接触者とされた後、30日の検査で感染が分かった。いずれも1日に庄内地域の医療機関に入院。40代女性は現在は無症状で、中学生と小学生の症状は重くないという。
3人の濃厚接触者として他の家族と40代女性の職場関係者が特定されている。中学生と小学生については保健所が行動履歴などを調べており、学校などの対象範囲を決めた後に検査する。
一方、30日に感染が公表された庄内町の30代会社員男性の濃厚接触者とされた家族は、全て陰性だった。職場関係者は引き続き調査している。
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