新型コロナ、県内感染最多の11人 29日、庄内での増加顕著に

2020/11/30 07:51

 県は29日、県内で新たに男女11人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。1日当たりの感染公表数では過去最多。このうち、酒田市の50代男性と20代女性が勤務する県内の会社では計5人が確認され、県はクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。県内の累計感染者は133人で、32人が入院している。

 県や山形市によると、新たな感染者は、いずれも酒田市の50代会社員男性、20代会社員女性、60代自営業男性、40代公務員女性、10歳未満の女子小学生、60代無職女性、20代会社員男性の7人、さらに寒河江市の20代従業員女性、山形市の50代自営業男性、50代会社員女性、20代団体職員女性の計11人。全員症状はないか重くなく、各感染症指定医療機関に入院している。

 特に11月に入ってからは庄内での増加が目立つ。

 酒田市の50代男性と20代女性の会社では、最初の感染が確認された今月24日以降、社員や従業員3人の感染が判明している。今回の2人は濃厚接触者ではなかったが、同じ職場におり、幅広く検査を行う中で感染が分かった。この職場で集団感染が発生する前の感染経路は不明としている。

 その他の酒田市の男女5人は、28日に感染が公表された同市の40代団体職員男性や60代会社役員男性の同居家族や親族。女子児童が通う学校関係で濃厚接触者はいないが、県は幅広く検査する。酒田市はこの学校を当面の間、休校にすると発表した。寒河江市の20代女性は隣県に職場があり、県外で感染した可能性もあるという。

 一方、山形市によると、同市の3人は28日に感染が公表された上山市の20代会社員女性の家族。この4人は23、24の両日に東北地方の隣県に自家用車で旅行に出掛けており、会食などを通じて家族内に感染が広がった可能性が高いとみている。

 吉村美栄子知事は29日に県庁で開いた新型コロナウイルス感染症の危機対策本部会議で「帰省を含め、感染拡大地域との往来は慎重に検討するよう呼び掛けていく」と述べた。

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