加藤氏擁立を決定 衆院県2区、野党候補

2020/11/29 10:36
立候補を決断した思いを語る加藤健一氏(中央)。左は舟山康江参院議員、右は芳賀道也参院議員=山形市・山形グランドホテル

 県内の非自民系参院議員や政党組織などによる「5者会議」は28日、山形市内で会合を開き、次期衆院選県2区に会社役員の加藤健一氏(40)=南陽市=を擁立することを決めた。同日付で国民民主党に対して加藤氏の公認を申請した。

 5者会議は国民の舟山康江、無所属の芳賀道也の両参院議員、立憲民主、国民、社民の各党県連と連合山形などで組織。野党統一候補を目指し、今後、各党に加藤氏の推薦を依頼するほか、共産党県委員会と選挙協力の協議を進める。

 加藤氏は南陽市出身で長井工業高卒。21歳で難病・筋ジストロフィーを発症し、車いす生活をしている。福祉事業所の運営会社を経営する一方、地域のバリアフリー化や障害に合わせた旅行プランの提供にも取り組む。5者会議代表の舟山氏は記者会見で「最高の候補者。直ちに選挙態勢をつくりたい」と述べた。

 県2区には自民現職の鈴木憲和氏(38)=南陽市、当選3回=も立候補する見通し。

加藤氏「共生社会を実現」

 次期衆院選県2区の野党候補として、会社役員の加藤健一氏(40)=南陽市=の擁立が28日、県内非自民系参院議員や政党組織などで構成する「5者会議」で決まった。加藤氏は山形市内で記者会見し「共生社会実現のため健常者としての20年、障害者としての20年の経験を生かしたい」と決意を語った。

 加藤氏は車いすで会場入りした。会見で出馬への最初の打診は今年3月ごろで、いったんは断ったものの、10月に再度打診を受け、立候補を決めたことを明らかにした。決断の理由について「まだまだ環境面や情報面、意識面などでバリアがある」とし「障害者が自分らしく関わっていける社会に向け、自分の経験を発信し、この国をより良くしたい」と訴えた。

 加藤氏は国民民主党公認で立候補する予定。5者会議代表の舟山康江国民民主党政調会長は会見で、自身と無所属の芳賀道也参院議員の後援会をフル回転させるとし「コロナ禍の中でリモートによる活動なども模索していきたい」と話した。会見に同席した各県連代表らは「即戦力の人物」「党を挙げて応援する」などと語り、期待感をあらわにした。

取り組み、政策有権者に問う-鈴木氏

 次期衆院選県2区への出馬が確実視されている自民現職の鈴木憲和氏(38)=南陽市、当選3回=は28日、山形新聞の取材に対し、加藤健一氏がバリアフリー化の推進を掲げて立候補表明したことを受け、「私もこれまでバリアフリー化については熱心に取り組んできた。選挙はいつあったとしても、それまでの取り組みと、これからの政策を地元有権者に問うことだと考えている」と述べた。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]