県警交通機動隊(須貝一男隊長)は27日、白バイの運転技術を向上させようと、天童市の県総合運動公園駐車場で競技会形式の訓練会を行った。隊員16人が総重量300キロ超の大型バイクを手足のように操り、訓練の成果を確認した。
訓練会は昨年に続き2回目。低速で障害物を避けて走るバランス走行操縦と、カーブなどが続くコースでの傾斜走行操縦(スラローム)の2種目で、主にハンドル操作やスピードを競った。道幅の狭い道路での対応や、高速で犯人を追いかける場面などの取り締まりにはいずれも欠かせない重要な技術だという。
交通機動隊は今年、あおり運転の厳罰化を盛り込んだ道交法改正を受けて、車間距離の確保などを呼び掛けてきた。梅沢優志巡査長(25)は「市民を交通事故から守るのも運転技術があってこそ。来年は全国大会に出て、県警の上位入賞に貢献したい」と力強く語った。
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