平地でも雪が降る時季となる二十四節気の一つ、小雪(しょうせつ)(22日)が過ぎた。山形市の霞城公園では今月中旬から、生け垣や松の木などの雪囲い作業が進められている。
市から委託を受けた造園業者5人が木のくいを立て、その上に竹を並べていく。作業はおおむね経験が10年以上のベテランが行い、20年以上の職人が全体をまとめる。同公園の植栽は見た目を重視して造成しているだけに曲線部分が多く、手間がかかるという。
最も気を使うのは公園中央の最上義光像がある場所。そこは地面がわずかに西側に傾いているため雪囲いが斜めにならないよう、目視で全体が水平になるように微調整する。水準器などの機器は使わない。最年長の職人は「経験が一番」と語った。同公園の作業は12月上旬までの予定で、その後はもみじ公園に作業の場を移す。
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