サッカーJ2・モンテディオ山形は27日、天童市の県総合運動公園で練習し、冒頭のみ報道陣に公開した。前節のスタメン組はコンディション調整に努めた。中3日で迎える次節は29日午後4時からアウェーで甲府と戦う。
○…30歳を迎えたシーズンの最終盤、MF岡崎建哉の向上心は強まるばかりだ。「(戦術など)新しいことに取り組み、まだまだレベルアップできると思っている」。前節はタイミングの良い攻め上がりで先制点を呼び込んだ。
かじ取り役と呼ばれるボランチは、石丸清隆監督が植え付けた戦術で最も重要な位置と言える。岡崎自身は後方からの配給を担う場面が多いが、前節は高い位置を取った前半10分、MF前川大河の先制ゴールに直結するクロスを送った。山形1年目の昨季は不振に苦しんだが、2季ぶりとなる出場30試合超えが目前に。現役時代に同じポジションだった石丸監督も「まだまだできる」と鼓舞してくれるという。
第29節のホーム東京V戦では、ボールを追って転倒した試合補助員の少年に「大丈夫」と声を掛け、気遣う場面も。歴代の代表的な選手と同じ背番号7を背負う彼は、優しさも売りだ。
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