NZの蜂蜜×酒田の地酒 酒田光陵高生がホストタウンPR商品企画

2020/11/27 21:04
商品企画を手掛けたリキュールのラベル貼り作業に取り組む酒田光陵高の生徒=酒田市・酒田酒造京田工場

 東京五輪・パラリンピックで酒田市がホストタウンになっているニュージーランド(NZ)をPRしようと、酒田光陵高ビジネス流通科3年生がNZ特産の蜂蜜と酒田の地酒を混ぜたリキュール「Manuka」を完成させた。同校生徒が一部管理に当たるJR酒田駅前の交流拠点施設「ミライニ」のオープンに合わせ28、29日に販売会を開く。

 同校3年生は昨年、NZとの交流を発信し、酒田の地方創生につなげるビジネスプランの作成に取り組んだ。商品開発は鈴木健人さん(18)が考えたプランを基に、鈴木さんら7人による「チーム坊意頭(ぼういず)」が必要経費や資金集め、価格設定などの検討を重ねてきた。

 リキュールは酒田酒造(同市、佐藤正一社長)が製造、地酒専門店の木川屋商店(同市、高橋修一社長)が販売元となる。酒田酒造の「上喜元 純米 出羽の里」とNZから取り寄せたマヌカハニー、クローバーハニーを8対1対1で混合した。割合は生徒が飲食店などで実施したアンケート結果から決定。酒田酒造の担当者によると、口に含むと濃厚な蜂蜜の風味が広がり、飲んだ後に日本酒の味わいがほのかに残る絶妙なバランスという。

ニュージーランドの蜂蜜と酒田の地酒を混合したリキュール「Manuka」

 生徒は今年春から夏にかけ、市産業振興まちづくりセンター「サンロク」の仲介で、両社に商品プランを提案した。先月には酒田商工会議所青年部の会員を前にプレゼンテーションを行い、市内13社の協賛を得て初期ロット分の経費を調達できることになった。

 ラベルはラグビーNZ代表オールブラックスを連想させる黒地に、蜂の巣をイメージした黄金色の六角形と、NZを象徴する植物シルバーファーンを描き、白字で商品名を記した。生徒7人の写真とメッセージ、商品化の過程を紹介したウェブサイトにつながるQRコードも盛り込んだ。

 7人は23日に酒田酒造京田工場でラベル貼り作業に取り組み、何度も貼り直しを繰り返しながら消費者の目に触れる商品作りの厳しさを体感した。同社の内藤大輔副杜氏(とうじ)は「高校生と一緒に商品を開発できたのは当社にとっても収穫。斬新な発想で、日本酒の間口を広げると思う」と話す。鈴木さんは「空想のようなプランを商品化でき、協賛企業をはじめとする周りの支えに感謝するばかり。酒田の人々の思いが詰まった商品を、精いっぱいPRしたい」と意気込む。

 Manukaはアルコール度数12度で300ミリリットル入り1100円。500本製造した。販売会は両日午前11時半~午後2時にミライニ2階で開き、試飲やチームによる商品説明も行う。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]