特典多彩、運転免許証返納を後押し 来月開始、県が事故防止図る

2020/11/27 08:14

 運転免許証を自主返納した高齢者が暮らしやすい環境を整えるため、県は12月1日に「運転免許証自主返納者等サポート事業」を始める。小売店や交通会社など、各協賛店の協力を得て自主返納者向けの特典やサービスを提供。返納を前向きに捉えてもらい、高齢者の交通事故防止を図る。

 免許証を返納した65歳以上の県民が対象で、運転経歴証明書か同証明書交付済みシールを貼ったマイナンバーカードを提示するとサービスを受けられる。同証明書は県総合交通安全センターや住所地を管轄とする警察署で申請できる。

 県は9月中旬から協賛店の募集を行っており、11月20日現在の登録数は468件となっている。業種別で最も多いのは整骨・接骨など204件で、スーパー59件、クリーニング48件、生活支援(家事代行)31件、タクシー30件、眼鏡・補聴器など27件。県のホームページで内容を含めた一覧表を掲載している。

 主な特典・サービスは▽メーター料金を1割引き(タクシー)▽購入商品の配達無料券10枚プレゼント(ホームセンター)▽配達する灯油を1リットル当たり2円引き(灯油販売)▽郵送で粗品進呈(整骨・接骨院)―など多岐にわたり、自主返納者の利便性に配慮した内容とした。

 県消費生活・地域安全課によると、県内の65歳以上の運転免許保有者数は今年6月末現在で約22万人。自主返納数は年々増えているが、公共交通機関が十分でない地域では生活の足として車が欠かせず、生活環境の充実が課題となっている。

 同課は「県内でも高齢者が関わる交通事故が増えている。免許を返納しやすい環境をつくり、事故防止につなげたい」としている。協賛店の募集は随時行っている。問い合わせは同課023(630)2460。

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