衆院県2区に加藤氏擁立へ 野党統一候補、近く決定

2020/11/27 07:33
加藤健一氏

 次期衆院選に向け、野党統一候補の選定作業を進めている県内の非自民系参院議員や政党組織などによる「5者会議」は、県2区に会社役員の加藤健一氏(40)=南陽市=を擁立する方向で最終調整していることが26日、関係者への取材で分かった。近く会議を開き、正式決定する見通し。国民民主党への公認を申請するとみられる。

 加藤氏は南陽市出身で長井工業高卒。21歳の時に全身の筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを発症し、10年ほど前から車いす生活をしている。

 地域のバリアフリー化に取り組み、2016年には「山形バリアフリー観光ツアーセンター」を設立。車いすによるパラグライダー飛行をはじめ障害に合わせた旅行プランを提供し、自らもフライトに成功した。18年からは福祉事業所の運営会社を経営している。加藤氏は山形新聞の取材に「今のところ何も申し上げられない」とした。

 5者会議は国民の舟山康江、無所属の芳賀道也の両参院議員、立憲民主、国民、社民の各党県連と連合山形などで組織。今年2月の会合で、自公政権以外の選択肢を示すため衆院県1~3区で野党が結束し、県内全選挙区に候補者を擁立する方針を確認した。

 健常者、障害者双方の立場が分かり、共生社会の実現など新型コロナウイルス後の新しい社会の旗印となり得る候補者として加藤氏に出馬を打診し、前向きな回答を得たとみられる。

 県2区には自民現職の鈴木憲和氏(38)=南陽市、当選3回=も立候補する見通し。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]