詩人・日塔貞子の生涯ここに 県立図書館で企画展始まる

2020/11/26 14:53
挿絵の原画などが飾られた展示コーナーの前で、目録を渡す左から奥平玲子さん、佐藤ひろ子さん=山形市・県立図書館

 今年で生誕100年を迎える詩人日塔貞子(1920~49年、河北町出身)の企画展が25日、山形市の県立図書館で始まった。自筆の日記や愛用の着物、故安達徹氏が1970~71年に山形新聞で連載した伝記「雪に燃える花」の挿絵の原画など100点以上が並んでいる。

 日塔は第一高等女学校(現山形西高)から谷地高等女学校(現谷地高)に転校。女学校時代から同人誌などに投稿し、同人誌の「つどひ」や「断層」を通じて詩人石垣りんと競い合った。日塔と心を通わせた詩人日塔聡が遺稿詩集「私の墓は」を刊行し、山形西、谷地両高出身の有志4人による「桜桃花会」が2006年に再刊している。

 開幕したこの日、桜桃花会の奥平玲子さん(73)、佐藤ひろ子さん(69)が挿絵の原画など約150点を寄贈する目録を県立図書館に寄せた。奥平さんは「素敵に飾ってもらい、ありがたく思う」と話していた。

 企画展は12月28日まで。展示品を随時入れ替え、会期中は▽詩の朗読と鑑賞の集い(11月28日)▽講演会(12月5日)▽山形西高合唱団の合唱(同12日)―を行う。申し込みが必要で、問い合わせは県立図書館023(631)2523。

日塔貞子の生誕100年を記念して制作したレコード(手前)

桜桃花会の奥平さん、レコード100枚制作

 桜桃花会の奥平玲子さんは、日塔貞子の生誕100年を記念して、日塔の詩編「私の墓は」と「ひとりの時」にバラード調の曲を乗せたレコード(2千円)を100枚制作した。ミュージシャン東里和弥さん(東京)が5年前、奥平さんが住む長念寺(寒河江市)を参拝したのがきっかけで、作曲を担当した。東里さんのアルバム「DOGMA」にも2曲が収録されている。レコードの問い合わせは奥平さん0237(86)0016。

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